理学療法士の資格は更新が必要なの?

自動車の運転免許には一定期間に更新することが義務付けられています。

理学療法士は国家試験に合格し申請をすれば理学療法士免許を手に入れることができます。

ということは理学療法士も免許だから更新が必要なのでしょうか。

この記事では理学療法士の資格更新についての現状と議論について解説します。

医療職の資格更新制度の現状

結論から言えば、理学療法士に資格更新制度はありません。

国家試験に合格後、申請して得られた理学療法士免許は、はく奪されるような行為をしなければ生涯保障されます。

これは理学療法士だけでなく他の医療系国家資格に共通しています。

つまり医師免許や看護師免許も更新制度はありません。

これは国家試験に合格する過程において比較的ハードな学習をへていることが大きな担保になっているからだといえます。

更新制度を導入すべき

更新制度推進する理由

その一方で、理学療法士の中で資格更新制度の導入を進める声があります。

その理由として資格更新制度にて理学療法士の質的な維持や向上を進めることで、業界内や社会的な地位を高めていきたいからのようです。

このような流れが実現できれば収入のアップや開業権と言った理学療法士の地位向上が進むかもしれません。

資格更新制度に反対する理由

逆に資格更新制度に対して反対する理学療法士の声もあります。

更新制度にすると様々なルールに縛られてしまうため、更新できない人が多くなることが危惧されるからです。

また資格更新制度を取りまとめる組織の利益に偏った制度になる可能性を指摘する声もあります。

賛成する理学療法士の多くもこれらの点を解消できるという前提の資格更新制度を求めています。

理学療法士は自由度が高い職種

理学療法士の資格更新に関して、外すことのできない視点があります。

理学療法士は名称独占であって業務独占ではないことです。

これについて簡単に例を挙げてみます。

「理学療法士しか自分のことを理学療法士と名乗ってはいけません。」

「でもストレッチや筋トレは理学療法士でなくてもできます。」

と、いう意味です。

つまり理学療法士の免許が無くても理学療法はできるのです。

そのため理学療法士の更新制度が強化され過ぎると、理学療法士の肩書を保つメリットが逓減し、結果的に有資格者が減ってしまう可能性があるのです。

現場が能力を審査する

また、仮に資格を保有し続けるに値しない理学療法士がいたとしても、その能力は理学療法士として現場に出た時に明白になります。

そしてそういった理学療法士は資格があっても業界に居続けることは難しくなるでしょう。

理学療法士は全体的に熱く仕事をしています

理学療法士をはじめ、日本の医療系国家資格に更新制度はありません。

理学療法士の業界内では更新制度の有無に関する議論があります。

しかし理学療法士にしかできない業務が無いため資格保有のメリットが無くなる更新制度にすることはできません。

能力を更新する意欲の低い理学療法士は自然に淘汰されていくでしょう。

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