理学療法士と理学療法の歴史

理学療法士は近年注目され人気のある職業になりました。

ところでそもそも理学療法士はこれまでにどのような歴史を歩んできたかご存知でしょうか。

また、理学療法という治療法にはどのような歴史があるのでしょうか。

理学療法士が日本で職業として広く知られたのは21世紀になってからですが、その歴史をひも解くと意外な古さに驚くかもしれません。

この記事では理学療法士と理学療法の歴史について解説します。

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理学療法は古くて新しい治療法

理学療法は最も原始的な治療

理学療法とは医学の中でも「物理医学」と呼ばれるものです。

物理医学はその名の通り、物理的な作用を用いて治療を行います。

物理なので温熱や力学、光線などを用います。

例えば日光浴や温泉に入ることも物理医学のひとつです。

また、適度な運動が身体によい影響を与えることも古代から知られていることでした。

したがって理学療法とは現代のように医学が発達するずっと以前から治療法のひとつとして用いられてきました。

リハビリテーションの発展と理学療法

時代は近代まで進み、ヨーロッパでは第一次世界大戦という惨事に見舞われました。

その時に多くの人が傷害を持ち、彼らの機能回復と社会復帰が課題になりました。

その時に理学療法が治療手段として使われました。

さらに第二次世界大戦をへて職業的な社会復帰だけでなく、全人的な社会復帰や高齢者への機能回復に理学療法が用いられるようになりました。

こうして理学療法はリハビリテーション治療の手段として発展を続けています。

日本における理学療法士の歴史

草創期

日本における理学療法士の歴史は昭和30年代から始まります。

厚生省(現厚生労働省)が厚生白書にて医学的リハビリテーションの重要性について言及しました。

そして昭和38年に東京に日本初の理学療法士養成校が誕生しました。

さらに昭和40年に「理学療法士および作業療法士法」が施行されました。

こうして日本の理学療法士の歴史がスタートします。

それ以降は徐々にではありましたが、理学療法士が増え始めていきました。

高齢化社会への対策

時代は平成に入り、政府は高齢化社会対策として理学療法士の必要性を強調していきました。

そして規制を緩和し、理学療法士の養成校を新設することを容認することになったのです。

平成不況も相まって、安定した国家資格として理学療法士を目指す人が急増しました。

平成29年3月時点で理学療法士国家試験合格者の累計は15万人を超えています。

また、平成30年4月時点で養成校は261校あります。

理学療法の歴史のある専門家として確立しています

理学療法は物理的な治療法として古くから人の生活に取り入れられてきました。

歴史的に理学療法の専門家としての理学療法士が確立したのは世界大戦で生じた多くの傷害者を社会復帰させる手段として需要が高まってからです。

日本での理学療法士の歴史は高度経済成長の中で生まれ、高齢化社会を迎えて脚光を浴びています。

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